パーシモンホールの練習室で、モーツァルトの通称「アイネク」、アイネ・クライネ・ナハト・ムジークの初練習をしました。超有名な名曲です。ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの5人の編成です。
コントラバスが遅れてくるとのことで、他の4人で1楽章をボーイングを決めながら合わせていきました。1楽章は全員どこかで演奏した経験はありましたが、楽譜を丁寧に見ていくと、聴いたり体が覚えていたりしてなんとなく弾いてしまうのとは違う部分が発見できます。特に四分音符と八分音符の弾き分けをどうするか検討しました。
コントラバスが到着してから、配置について検討しました。コントラバスはチェロの後ろ辺りに行きたいという意見でしたが、ドヴォルザークの弦楽五重奏第2番(同じ編成)のときに、コントラバスを中心にした配置で演奏した実績があったため、それと同じ、左から、第一ヴァイオリン、第二ヴァイオリン、コントラバス、チェロ、ヴィオラ、という並びでまずはやっていくこととしました。
コントラバスも入れて1楽章をもう一度確認してから、2楽章の練習をしました。冒頭、第一ヴァイオリンのメロディが E (ミ) の音で始まりますが、第二ヴァイオリンの C (ド) と合いません。チューニングのときに、E 線を A 線と完全五度で合わせてしまい、その音を基準に E (ミ) を取ってしまうと、A (ラ) から取った C (ド) とは和音がとても濁ってしまいます。チューニングのときは完全五度ではなく、少し狭く合わせる必要があります。
途中、ターン(∫を横にしたような記号)が出てきて、例えば、ドにこの記号がついていると、ドレドシド、というように弾くのですが、上のレや下のシの臨時記号が落ちているような箇所がありました。楽譜をよく見ると、聴き覚えがあるのと違っています。弾いてみるとすごい変な感じ。ここに関しては、聴き覚えがあるほうが正しそうだということで、臨時記号を足すことにしました。
3楽章は、トリオでのスラーのかかり方が、第二ヴァイオリンとヴィオラで違っていて、どう合わせるか議論になりました。いろいろなスコアやパート譜を参考に、弾きやすそうでフレーズ感が変ではないボーイングに決めました。
4楽章は一通り弾いたところで時間になってしまい、ボーイングは決められませんでした。第一ヴァイオリンに合わせると皆言ってくれたので、ボーイングは第一ヴァイオリンの宿題になりました。
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