2011年5月23日月曜日

義援金送金報告

第8回演奏会にて集まった義援金 59,601 円を日本赤十字社に送金しました。

ご協力いただいた皆さま、どうもありがとうございました。

2011年5月21日土曜日

第8回演奏会を終えて

第8回演奏会を無事に終了しました。

204名のお客さまにご来場いただきました。
誠にありがとうございました。心より御礼申し上げます。

今回は初めてアンコールを演奏しました。
曲目は、バッハの管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068 より、アリア(Air)で、我々の編成に合うよう自分たちで編曲して(といっても楽器の組み合わせだけですが・・・)お届けしました。

また、今回は、東日本大震災の被災地支援のために、募金箱を用意しました。総額 59,601 円のご支援をいただきました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

次回は、2012年4月21日(土)19時開演で、同じ府中の森芸術劇場ウィーンホールで行う予定です。
また次回演奏会でお会いできるのを楽しみにしております。

今回は演奏終了後、舞台で代表からご挨拶させていただきましたので、最後に掲載します。

こんばんは。代表の山内です。本日は、私たちの演奏会に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

このウィーンホールはとても人気があって、良い時間帯の抽選になかなか当たりません。
結果として比較的取りやすい夜間枠しか使えないため、どうしても開演が7時になり、終演が遅い時間になってしまいます。遠方よりおいでいただいている方にはもうしわけないと思っておりますが、次回演奏会の抽選も同じ結果でしたので、同じ開演時間になる予定です。開演は遅いですが、このように人気がある素敵なホールで演奏ができて、とても幸せです。これも、いつもおいでいただく皆さまのおかげと思っております。本当にありがとうございました。

さて、このたびの東日本大震災では大きな被害を受けました。被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。私たちの周りでも、震災や停電などにより、演奏会ができなくなってしまった団体がいくつもあります。幸い、この府中の森の建物はほとんど被害がありませんでしたが、ミューザ川崎のように天井が落ちてしまったホールもあります。

このような状況でしたが、私たちのメンバーからは、「演奏会の自粛を考えよう」とった意見は全く出ませんでした。おそらく、こういうときこそ自分達ができることに真摯に取り組むことが必要だと、みんな考えていたのだと思います。最終的に、本演奏会は通常通り開催し、義援金を募ることにしました。これまでも入場無料でやってきましたし、すでに曲を決め、練習も始めていたため、チャリティー向けの選曲に変更できなかったこともあり、チャリティーコンサートにはしませんでした。ロビーに募金箱をおかせていただいております。ぜひ皆様のご協力をお願いいたします。

これまで7回演奏会を行ってきましたが、今まで一度もアンコールを演奏したことはありませんでした。プログラムの曲を仕上げるのに精一杯で、アンコールまで手が回らなかったからです。

今日は、募金をさせていただくことと、このようにご挨拶をさせていただくこともあり「アンコール」は外せないと考え、8回目にして初めてアンコールを用意いたしました。以前から演奏会にいらしていただいている方はお感じになっているかもしれませんが、私たちも、以前と比べると、演奏の完成度が大分上がってきていると思っています。「募金」というものがきっかけですが、アンコールにも手が出せる状態になったのではとも考えました。

最初の頃は、「これ以上の演奏はできないかも」と思うこともありましたが、練習を重ね、演奏会の回数も重ねると、よりよい演奏ができるのだと実感しました。「そのときの持っている実力を出し切り、次はさらに良いものを追求する」このような姿勢は、被災地や日本の復興にも通じるものと信じています。これからも、よりよい演奏を目指して、頑張っていきたいと思います。

それでは、皆さまへの感謝と、被災地や日本の復興への祈りをこめて、バッハの「管弦楽組曲第3番」よりアリア を演奏いたします。本日は、誠にありがとうございました。

2011年5月18日水曜日

あと三日で演奏会

第8回演奏会まであと三日となりました。

皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

なお、当日は、被災地への支援のため、募金箱を設置します。
集まった義援金は日本赤十字社を通して被災地へ寄付させて頂きます。

Ensemble Arpege 第8回演奏会

日時:2011年5月21日(土) 18:40開場 19:00開演(20:55終演予定)
場所:府中の森芸術劇場 ウィーンホール
入場無料(全席自由/522席)
曲目:
  • F.J.ハイドン/弦楽四重奏曲第77番ハ長調「皇帝」作品76-3 Hob.III-77
  • N.リムスキー=コルサコフ/ピアノと管楽器のための五重奏曲 変ロ長調
  • C.M.ウェーバー/クラリネット五重奏曲 変ロ長調 作品34

2011年5月15日日曜日

第8回ウェーバー・クラ5・丹羽先生練習@上目黒住区センター音楽室

今日は、本番前最後の練習であり、かつ、ヴァイオリンの丹羽道子先生にレッスンしていただきました。

楽章順に進めました。

1楽章は、全体的に、独奏クラリネットを吹きにくくさせてしまっている部分を多く指摘されました。
例えば、クラリネットの独奏メロディーに対して弦楽器が8分音符で伴奏する部分が多くあります。独奏クラリネットが小節の頭でフレーズを終え、次いで次のフレーズに入るような部分で、弦楽器が1拍目裏に何も考えずに入っている時々あるとご指摘を受けました。よくよく聴いてみると確かにそのとおりでした。8分音符で同じ音を繰り返し弾くパターンなので、譜面面は簡単であるだけに無神経に進んでしまっていたのだと思います。厳密に合せることの難しさを実感しました。
また、弦楽器の2分音符や付点の長い方の音の引っ張り方が足りない部分、みんなで決めるポイントも教えていただき、そうしたところを揃えたり決めることで、だいぶクラリネットも吹きやすくなったようです。
そして、1楽章では、練習当初から試行錯誤を繰り返してきた第1ヴァイオリンに多く出てくるアルペジオのモチーフがありますが、このモチーフは2拍目の入りをしっかり決めることが重要とのことでした。音を駆け上がる部分は難しいのでつい弱気になってしまうようで、音が抜けないようにとの注意されました。強気で攻めてないといけません!(笑)

2楽章は、先日のホール練習で他のメンバーから「1楽章と比べて面白くない」とのコメントをもらいました。
先生に一通り演奏を聴いていただいたところ、「面白くない」というよりは、「何をやろうとしているのか」演奏の意図が伝わりにくい部分があるのではないかとのことでした。
例えば、楽章の真ん中あたりで、クラリネット独奏が非常に歌い、テンポが伸び縮みを繰り返す部分があります。これまでは独奏が始まると同時にテンポを急に変えていたのですが、弦による導入部分の終わり(独奏が始まる直前)をちょっとテンポを緩め解放された雰囲気にすることで、だいぶつながりがよくなりました。また、独奏クラリネットのテンポの裏で、ヴィオラが16分音符で伴奏しますが、伸び縮みにどうつけるかについてもアドバイスをいただきました。
また、冒頭はチェロ、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン・ヴィオラと順にメロディーを分担しますが、メロディーラインが出るように音量バランスを調整しました。
このようなところを整理することで、表現したいことが表に出るようになったと思います。

3楽章は、以前の練習でprestoのテンポを2分音符=92に設定したのですが、そのくらいのテンポで弾いたところ、全体的に突っ込み気味の演奏になってしまいました。
そのため、先生のご指導で、まずは突っ込まない、休符はしっかり休むように気をつけ、冷静に弾くように持って行きました。演奏に安定感はぐっと出てきたのですが、私たちとしては、もっと前向き感、ドライブ感を出したいところです。先生に相談した結果、今の安定した感じは忘れずに、若干テンポアップすることにしました。やはり、最初に安定させる練習をしたため、今度はテンポを上げても崩れることなく、かつ、前に進む感じもよく出て、みんなとても満足しました。

4楽章は、1楽章と同じように、全体的に独奏クラリネットに対して、タンタタ(8分+16分+16分)のリズムや8分音符で弦が伴奏します。出だしのタンタタのリズムは、8分音符の響きをもっと合せた方がいいとのことでした。また、クラリネットのフレーズのメロディーが向かう頂点や独奏に対して合いの手を入れる部分など、要所要所で決めるポイントを教えていただきました。それから、全体的に大きなフレーズはとらえていますが、もっと細かく8分音符単位で合せるべきところをいくつか指摘されました。
総じてみると、メロディーのクラリネットに対して、伴奏リズム隊の弦楽器は、かために、タイトに弾いた方がいいという印象でした。
上記の点を気をつけることによって、だいぶ演奏が締まってよかったと思います。

今日の先生練習では、単純なリズムによる伴奏がいかに難しいか、また、厳密に合せるためのポイントをすごく教わったと思います。目からうろこという点もあり、個人的には非常に有益だったと思います!アンサンブルって奥が深い!!と改めて実感しました。

さあ、いよいよ本番ですね!
直前のリハーサルで今日の丹羽先生からのアドバイスを復習し、本番に臨みましょう!楽しみです♪

第8回ハイドン・皇帝@上目黒住区センター

今回で最後の練習になります。
ホール練の録音などを聴いて、気になったところを確認していくことになりました。

3・4楽章を練習したいね、という話になったのですが、「朝でもあることだし1楽章からやろうよ」との第2ヴァイオリンの発言により、まず1楽章をさっとやることにしました。

1楽章をさらっとやるつもりが、ホール練アンケートでコメントのあった第1・第2バイオリンのユニゾンの部分の音程やリズムを確認したり、プレストからのテンポを確認したりしていると、すぐに1時間が経過。

少し休憩してから、4楽章です。各パート間で合わせるポイントの確認や音程の確認をするためにテンポを落としてやりました。
ホール練では事故があったので(チェロが・・)、チェロ的にはその部分が要チェックポイントでした。

というのは、ホール練でチェロがおちた瞬間は「あ、まずい、まあxxxから(場所はないしょです)入ればいいや」という感じだったのですが、つられて第2ヴァイオリンの音がなくなっているのを聴いて焦りました・・。ほんと、ゴメンナサイ。

その後、3楽章・2楽章の順で合わせていきました。
2楽章は、ヴァリエーションになっていますが、各ヴァリエーションの入りのタイミングを確認しました。
チェロがVar IIへの入りが早すぎて、ヴァイオリンが一緒に入れないとのこと。
この部分は本番前に確認したいです。

本番までもう少しです。がんばりましょう!

2011年5月7日土曜日

第6回ハイドン・皇帝@中根住区センター第1・2会議室

全員が会場にそろい、さあ練習開始!
…と思いきや、ストバイのチューニング中に猛烈な勢いでパンをかじるセコバイ。

どうやらバイオリンズは昼食がまだのようで。
練習前に少し御飯タイムが入りました(笑)

まず、それぞれの楽章の基準のテンポ設定を行いました。
第1楽章は四分音符=88
第3楽章は付点二分音符=57
第4楽章は二分音符=82
となりました。

第2楽章は、それぞれのソリストの好みで自由に、という感じですね。

その後は細かいところの音程の確認、リズムの確認などを丁寧に行いました。
特に4楽章は早くて難しいパッセージが多いですね。。。

第2楽章の終わり方は、段々と良くなってきてます。
緊張でビブラートならぬ、ビビラートにならないか不安で仕方ありませぬ。

練習のあとはしばらく忙しかったので、細かい内容が書けず申し訳ありません;□;
次の日はリハーサルだったので、どきどきわくわくガクガクブルブルしてたことは覚えております。

短いですが、この辺で勘弁してください。

2011年5月3日火曜日

第5回ハイドン・皇帝・松本先生練習@上目黒住区センター第1会議室

チェロの松本ゆりこ先生にみていただきました。

午前中同じ場所でクラ5の弦練習を行っていたのですが、終わったあとみんなでお昼を食べに出かけ、
さらに、午後の眠気を覚ますためにとコーヒーを買って戻ってきたところ、
なんと、すでに先生がドアの外で待っていらっしゃいました!!
13:30開始と思いのんびりしていたら、なんと先生には13時開始とメールしていたようでした・・・(汗)
大慌てで楽器を出し、スタンバイしました。松本先生、本当に申し訳ありませんでした!!

1楽章は、まず、冒頭の4小節間を丁寧にみていただきました。
特に、最初の「ソ、ミーファレド」は、ハーモニーを感じられるように響かせたり、最後のドの音の強さ・スピード・音の方向性をご指導いただきました。この4小節間だけでもやることがたくさんです!
また、楽章の途中で出てくるsfが無意識に弱くなってしまっているところ、第1ヴァイオリン、ヴィオラ及びチェロの3本でtrの入るモチーフを繰り返す部分のtrのタイミングを揃えたり、要所要所のアーティキュレーションなど、自分たちではやり過ごしてしまっていたたくさんの点をご指摘いただきました。

2楽章は各楽器がかわるがわるテーマを演奏する変奏曲となっていますが、それぞれのバリエーションが効果的に聴かせられるよう、音量のバランス、特に抑えた方がいいポイント、クライマックスに向けたcresc.をどうしたらよいかなど、曲作りのアドバイスをいただきました。
Var.Iは第2ヴァイオリンのテーマの上で、第1ヴァイオリンが16分音符のオブリガートを弾く2重奏です。第1ヴァイオリン(私)は非常に難しく、なかなか納得いくように弾けないのですが、第2ヴァイオリンのテーマにちょっと合わせ過ぎであり、また、ところどころ(特に難しいところ)を慌ててしまっているとのご指摘を受けました。なるほど、確かに落ち着いて弾いてみると、実はもっとたっぷり弾いてもよかったということに気付きました。第2ヴァイオリンのテーマに合わせ過ぎないという感じも少しわかったように思いますが、もう少し練習(慣れ?)が必要そうです。頑張らねば!!

3楽章は3拍子感が足りなかったようです。メロディーも裏打ちも。
1拍目の強拍をもう少し出すのと、裏打ちを軽目にすることで、だいぶ改善されたと思います。

4楽章は、まず、冒頭のザッツの出し方を先生に相談しました。4楽章は、パート譜では4/4、スコアでは2/2と記載されており、実際弾く時には2/2で感じながら弾いています。しかし、ザッツを出す時は4/4と2/2のどちらでカウントして出すべきか、迷っていました。
2/2で出し、呼吸は出だしの音のスピードに合わせ、速い呼吸にした方がいいとのことでした。以前の練習で、2/2で出したらテンポ感の共有ができなかったことがありましたが、それは呼吸のスピードが遅かったのが要因だったようです。
最初の方のf、pが繰り返される部分はもっとメリハリをつけた方がいいとのことでした。
3連音符の速いパッセージが第1ヴァイオリンを中心に必ずどこかのパートがやっていますが、そこは弾き過ぎの傾向があるようです。弓をタイトに使った方がいいのと、また、和声が変わるところを意識して、ポイントの音を聴かせるような弾き方をする必要があるようです。

先生にみていただいたおかげで、だいぶ全体的に締まった演奏になってきたと思います。
次回は、今日教えていただいたことを消化すべく、練習したいと思います。