2010年10月23日土曜日

ご来場ありがとうございました

第7回演奏会にご来場いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

また、多くの方にアンケートをご記載いただきありがとうございました。

これからも、いい演奏を目指して、頑張りたいと思います。

次回演奏会は、2011年5月21日(土) 19時開演の予定です。
(やはり、抽選で昼間の枠は取れませんでした・・・)

今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

入場無料

本日の演奏会は、「入場無料」となっております。

チラシ、招待状共に、「入場無料/全席自由」と記載するはずが、抜け落ちてしまっていました。

最近、電話での入場料のお問い合わせが多くかったため、チラシを見直してみて初めて気付きました。

お問い合わせいただいた皆さま、どうもありがとうございました。

ぜひ、お誘い合わせの上、お気軽にお越しください。

2010年10月18日月曜日

モーツァルト/ピアノと管楽器のための五重奏 @下北沢

いよいよ本番まで一週間を切り、今日が最後の練習です。最後ということで、グランドピアノのある下北沢のスタジオを借りて練習をしました。
今日の練習はClのDくんが海外出張のため、FgのNさんの学生時代の先輩のOさんが代奏に来てくださいました。今回のクールはDくんが多忙で、なかなか練習予定が合わなかったので、Oさんが3回(!!)も代奏して下さいました。お忙しい中、ありがとうございました!!
さて、最初に管楽器4人でEs-durの音階をやって音程を確認したあとに、前回の先生練の復習からスタート。1楽章冒頭と3楽章の最後から始めました。先週、先生に言われた曲の冒頭と最後を決めれば何とかなる(笑)という教えを忠実にまもり、細かい形を仕上げていきます。
始めてすぐに感じたのは、やっぱりグランドピアノは違う!!ということです。響きが豊かて音の粒もはっきり聞こえます。本番はスタインウェイを使うので、さらに楽しみです。
管楽器のfとpのダイナミクスをより強調して(特にpを小さく)バランスを確認していきました。
ピアノと管楽器のバランスも色々細かい約束事を決めましたが、これは当日ホールで確認が必要です。
その後に、1→2→3楽章の他の部分の練習をして、一通り形ができてきたところで、休憩をはさんで全曲を通しました。
やはり通し練習は貴重な機会で、ボクも当日までのチェックポイントをいくつかピックアップできましたし、それぞれメンバーも確認できたと思います。
本番まであと6日。これからの時間を有意義に使って、いい演奏にしようと思います。
練習後は、庄屋で「本番頑張るぞ飲み会!」を終電までやって、大いに盛り上がりました。今朝少ししんど…。
皆さん、ぜひ聴きに来てくださいね。
(Hr:TM)

2010年10月16日土曜日

メンデルスゾーン 弦楽四重奏曲の先生練習@アカデミー湯島

チェロの松本ゆり子先生にみていただきました。

1楽章は、冒頭を丁寧に作っていきました。
第1ヴァイオリンのフレーズの作り方(感じ方)、ハーモニーを作る残り3本のボーイングを変えてみると、とてもよく、これまでいまいちしっくりいかなかった部分がとても納得いくようになりました!
1楽章のAllegro non tardanteからは、フレーズが切れて、1小節ごとに聴こえると指摘されました。
また、ソリスティックな第1ヴァイオリンとハーモニーを作る残りの3本に分かれる部分では、3本が第1ヴァイオリンを邪魔しないように、だけどテンション高く盛り上がっていく工夫を教えていただきました。

2楽章は、中間部(piu mosso)の速いパッセージの弾き方、練習の仕方を教えていただきました。
特に練習方法は目からうろこで、左指をつけずに、つまり、開放弦で、だけど本当に弾く時のとおり弓を移弦するというものです。やってみるととっても難しい!!弓(右手)が遅れて、左指とかみ合わなくなってしまっているようです。本番まであと一週間ですが、その間に開放弦での練習をなんとか実践したいところです。

3楽章は、独奏的に歌う第1ヴァイオリンに対して3本が合いの手を入れる部分のタイミングを調整したり、伴奏部分で何に向かって弾いたらよいかわからない部分の指標を教えていただきました。

4楽章も、冒頭を丁寧に作りました。冒頭から速いパッセージが始まるのですが、そこをとばし弓にしていましたが、置いて短めに弾く方が、発音がクリアになり、安定感も出るようでした。また、違う動きをする第1ヴァイオリンとの集合部分を気をつけると、だいぶすっきりと、また、一体感のある演奏になってきました。
そのほか、第1ヴァイオリン以外の合いの手でsfのある部分では、sfはもちろんsfとして弾いていたのですが、反動でなのか、その次の音が弱くなりすぎてしまっているとのことでした。このような部分が、第1ヴァイオリンと残り3本のテンションの差が生まれているのかもしれません(10/3のホール練習で、第1ヴァイオリンはテンション高く、残り3本はそれに追いついていないと指摘されました)。

3時間半の練習はあっという間に過ぎました。今日のレッスンで、縦の線や感じ方などがなかなか合わなかった部分がだいぶ解消されたように思いました。

2010年10月10日日曜日

モーツァルト/ピアノと管楽器のための五重奏 先生練:本番前最後の練習

今日はみんな朝から小岩駅で集まって、高橋先生のご自宅でレッスンを受けました。
2時間だけでしたが、私個人的にとても充実した時間でした。
先生はドイツのベルリンやハンブルクなどで活躍されたそうで、ドイツ音楽はとても詳しいお方です。
先生の黒いTシャツに、「極真」と書いてあります。
気になって、インターネットで調べたら、これはどうやら空手系だそうです。
http://www.kyokushinkaikan.org/ja/index.html

また、プロフィールを見ると、なんと、、、門下生みたいです。。。。
http://home2.netpalace.jp/oboe/profile/profile.cgi

今日の練習は、まず、各楽章を見てもらって、1楽章40分、2楽章25分、3楽章20分(大体)という配分で、
最後に全曲を通すという流れでした。今日の練習で得たものをまとめてみました。

● 【音の止め方】まず、冒頭の四分音符にten.(tenuto)と書いてあるところで、音の止め方について指摘されました。
音が終わった瞬間に、口をマウスピース(リード)からすぐ離さないと注意されました。
これは、音程のためにもなりますし(下がらないように)、響きを上手く作る方法につながる。
なるほど!!やってみたらすごく納得しました。
冒頭のEs-Dur, B-Durの和音の感じはすごく良くなっていて吹いている方もきれいな響きになって気持ち良かったです。

●昔の音楽は、専門家がやるもので、やるべきことは全て書いていないと思って!
モーツァルト(とそれまでの)時代は、cresc.とdim.の指定(<, >のマークのこと)は書かなくても、暗黙の了解で演奏するそうです。
例えばp から次の小節がfになる場合、cresc.してもかまわない。
これは、オペラ(Don Giovanni)を演奏したときを思い出すと、確かに指揮者から同じ指示がありました。

●1楽章の13-14小節目→バロック音楽のように、付点音符の比率は必ず3:1ではありません! 
多少3連分音符に近い形でもOK。
どちらかというと、モーツァルトっぽく、やわらかく演奏することを優先させたほうが良いそうです。


●音程(第1楽章15-17小節目)同じ音符が続けても、高く取る方と低く取る方で吹き分けたほうが良いそうです。
そうすることによって、フレーズの始まりがやわらかく聴こえてきます。



フリーメイソンの音楽(第1楽章の18-21小節目)について
モーツァルトはフリーメイソンのメンバーで、「3」という数字がキーポイントらしいです。
どうも階級と関係があるようです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%B3

ここで何を言いたいかというと、同じパターンの音楽を3回繰り返すことが良く見られます。
その演奏方法については、(ここでは)まず1回目=小さめ、2回目=さらに大きめ、3回目=少し控えめに、
という方針で行った方が良いそうです。これは最後に来るfを活かせるためです。
我々が考えていた2回目を弱くすることは、どうやら普通じゃないらしいです。。。

ここまでの記録は、まだまだ第1楽章の序奏です。
以上のように、とても細かく指示されました。
それぐらいクラシック音楽の世界の基本中の集大成!まさに生涯の傑作です!

2010年10月9日土曜日

ブラームス クラリネット五重奏の先生練習@アカデミー湯島

今日はヴァイオリンの丹羽道子先生にみていただきました。

先生がいらっしゃいましたが、まだ第2ヴァイオリンとチェロがそろいません。3連休の初日だったためか、予想以上の渋滞に巻き込まれてしまったのでした。
やむを得ず、残り3本で1楽章から演奏スタートです。…が、1ページも弾き終わらないうちに、第2ヴァイオリンとチェロが到着!よかったです。

一週間前のホール練で「ところどころカオス」、「テンポ感がわからなくなる」と言われたことをお伝えした上で、先生にみていただきました。

・フレーズの切り替わりの不自然なところ
・アーティキュレーション
・音量バランス
・歌い方
・カオスな部分の対策

といったところをみていただきました。
おかげさまで、だいぶ曲がすっきりと、わけのわかる形に仕上がってきたように思いました。
(先生、ありがとうございます!)

1楽章は様々な要素が複雑に絡み合うため、一番時間がかかりました(たぶん、1時間以上…)。
2楽章も比較的時間がかかったため、3時間ほどの練習時間では3楽章までしかいけませんでした。
3楽章はささっと一回弾いて、フィードバックのコメントをいただいたという感じです。

そのため、2日後にもともと予定されていた第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンの丹羽先生によるレッスンにヴィオラとチェロも参加し、残った4楽章をみていただくことに急遽決まりました。
クラリネットは海外出張のため、残念ながら不参加です。その代わり、ブラームスの霊を連れてきてもらうことにしました!(笑)

メンデルスゾーン/弦楽四重奏曲第1番 ティアラこうとう

主に4楽章を練習しました。クラリネット五重奏曲のチェリストが練習に来てくれて、聴いてもらいました。

この曲は、第1バイオリンがメロディを弾いて、他の3本で伴奏をやるという形が多いのですが、第1バイオリンが割とテンションが高く、他の3本と開きがあるので、そういうニュアンスの差を修正していきました。

今日は、客観的に聴いてくれる人がいたので、意見をフィードバックしながら練習を進めることができました。

2010年10月3日日曜日

ブラームス/クラリネット五重奏曲 ホールでのリハーサル

演奏会を行う、府中の森芸術劇場ウィーンホールでの練習でした。
まず最初に、配置を決めました。今までは、










という並びで練習していました。理由としては、管楽器のクラリネットは音量が大きいので端でも充分聴こえ、チェロを中央に置いて、低弦がしっかり聴こえるようにしたほうがいいと思ったからです。

しかし、ホールで聴いてもらうと、もっとクラリネットが抜けて聴こえた方がいいと他のメンバーからアドバイスを受けたため、クラリネットが真ん中に来る次のような配置に変更しました。



ちょっと慣れない配置でしたが、これで一通り通して、他のメンバーから次のようなフィードバックをいただきました。

【1楽章】
  • 9からの16分音符のつながりがもっとききたい(弦がハッキリほしい)
  • 34からの3連分音符も同じ
  • 時々カオスになる
  • 48のVcの強拍感が欲しい
  • Gから下3本のハーモニー聞きたい。リズムも
  • 強弱の差など良く出ていました。
  • 弦とCLのピッチ、気になるところ、何点か。
  • Bのところ、1回目危ない!リピート後はOK
  • 入りのClが素敵でした。のびが良い。
  • ところどころ、テンポがわからなくなるところがあります。
  • アウフタクトのところとか。あと、音符の(くさび)だかsfだかのメリハリがもっと出ればと思います。
  • Bのところ、全部がまだ均等に聞こえます。各々の音にもっと差があってもよいのでは?
  • タタッタッタッタ。。。は、16分音符をもっとつめていいのでは?
【2楽章】
  • 3拍子感が時々わからなくなる(A~転調の間)
  • うーん、難解。テンポ感が難しいのかなあ。
  • 弦のトレモロ大きいかも。Clが埋もれる感じ。
  • ゆっくりめでしたか?
  • リズムが停滞。 もう少しだけ前にいっても良いのでは
  • 難しくてよくわからないです。
  • よくわからないけど、何かもっとうまく聴かせることができるはずな気がします。
  • 和音が少しずつ変わっていくのがきれいな曲ですね。
  • Vn前半少し1楽章のキャク?を引きずっているところがありました。
  • もっともどろみの中にいるような音が出ると(CLの様な)更にムーディになる様な気がします。
  • fのところは厳格な音が出ていました。雰囲気良いです。
【3楽章】
  • ちょっとほっとしました。
  • 41とかの符点は少し粘りすぎかも。拍よりはみ出しているように感じる
  • もう少し強弱の差がはっきり出ると良い思う。
  • 低音の響きが心地良かったです。
  • テーマはわりと良いけど、最後の方の盛り上がっているところが難しそうだと思いました。
  • もっとコンパクト、きびきびしていると良いです。
  • I, II, IVがキャク?出ているだけにIIIが中途半端な感じがして、おしいです。
【4楽章】
  • 場面ごとの変化があてとても良い。
  • 全体的に雰囲気もよいです。
  • ブラームスらしさあると思います。

ブラームス / クラリネット五重奏 ホール練前の練習:恐怖のDouble Stopping

今日はホール練前で全体の確認を行うつもりでしたが、結果的には1,2楽章でほとんど時間切れです。
ブラームスの作品の大半は、最初から攻めていくと、曲の前半で時間がきてしまいます。
シンフォニーのオケ練習も同様なことが起きます。 後ろからやっていったほうが時間管理的には良いと実感しました。

1楽章は主に音程等の確認で時間を取りました。地味な練習ですが、ちゃんとやらないと曲の良さが出ないので、ほっとけないところです。特にGのQuasi Sostenuto、2nd Violin, ViolaとVioloncelloを見てください。重音が多い!3人しかいないのに、5音も弾かなきゃいけない。サボっちゃ駄目!!!こういうところって、オケだったら、何とかdivisiで分けてしまおうという考え方がありますが、室内楽になると責任を持って鳴らすしかありません!

2楽章はクラリネットのソロの伴奏の確認やテンポの変化等を確認しました。
3楽章と4楽章は一回だけ通して、時間が来てしまいました。片付けホール練へ。

ホール練で配置を検討した結果、楽器のバランスを考慮して、クラリネットを真ん中に、ビオラを一番端っこに置くことにしました。今日は弦楽器の皆さんがこれまでより大きい音量で弾いています。おそらく弾けるようになってきたでしょう。クラリネットを端っこにおいておくと音量的に負けてしまう!ということで、個人的に、配置を変えた上で、これからもっと音が突き通るマウスピースとリードに変更することにしました。なので、急遽、、、B40 → M15に変更し、リードを4番から3番に!

メンデルスゾーン 弦楽四重奏曲第1番@ウィーンホール

夜間は、ステージ上での練習です。
ステージ上での位置や響きを確認しました。

まず1楽章の出だしを確認した後、3楽章のテンポを確認しました。
その後、全曲を通して他の団体のメンバーに聴いてもらいました。
(たしか、全曲通すのは初めて)

フィードバックを抜粋すると

  • pのときのバランスはイイ感じです。
  • 全体的に場面転換がうまくいってる気がします。
という意見もあったものの、
  • p, ppの音量バランスはよいが、f,ffのとき、下にいくほど弱い。
    むしろ下が大きめに出たほうがよい。
  • 表現を豊かにすればもっと良くなるかもしれません。
などの指摘もあり、とても参考になりました。
ありがとうございました。

2週間後の本番まであともう少し!
追い上げなるか!?

モーツァルト/ピアノと管楽器のための五重奏 ホール練@ウィーンホール

10月3日、この日は本番の府中の森芸術劇場ウィーンホールでホール練をしました。
モーツァルトのメンバーは新たに符めくりをしてくれる人も加わり、フルメンバーで練習に挑みました!
ステージ上での持ち時間は1時間。後半に曲を通しで演奏することにして、前半を使って配置やホールでの響きの確認なんかをしました。
フルコンのSteinwayを使ってのモーツァルトは、今までの練習の苦労が報われた!と思うくらい気持ちが良かったです。ステージで若干緊張しつつも、いつもと違う響きにうっとり。ウィーンホールナイスです!あー楽しかった!
しかし喜んでばかりはいられません。課題はまだたくさんあり…(;_;)ホール練を通して気が付いたのが、強弱がはっきりしていないこと。とくにpは本当に難しいです。通せば長い曲ですし、メリハリを考えていきたいと思いました。次回の練習に向けて新たな課題を各自克服したいところであります。Pf: M.F.