2010年6月26日土曜日

モーツァルトのフルート四重奏曲第1番 第2回練習(先生練)

ヴァイオリン奏者の丹羽道子先生に練習をみていただきました。

第1楽章:
 大まかには、次のような指摘がありました。
  • 八分音符の刻みは、はっきりと短めに弾いた方がメロディを邪魔せずうるさくならない。
  • f(フォルテ)でもフレーズの最後は少し抜いた方がいい。特に他のパートがp(ピアノ)で次のフレーズに入っている場合。
  • 縦の線を合わせる。
  • メロディがパート間で順番に出てくるとき、そのメロディを強調して意識する。
  • チェロが休みでヴィオラが四分音符のときは、ヴィオラはチェロのように弾く。その後はすぐに内声の役割に戻る。
  • diminuend でも遅くならず前向きに演奏する。
第2楽章:
 伴奏の pizz. (ピッツィカート)はどのように演奏していいかいまいちわからなかったのですが、今日の練習でやるべきことが明確になりました。
  • フルートのブレスを聴いて、フレーズの入りを合わせる。
  • フレーズの盛り上がり(頂点)を意識して膨らませる。また、方向性を意識して、前に行くところ、緩むところを考える。
  • 和声が変わるところは音色に変化を付ける。
  • 重音の pizz. がばらけてしまうのが気になる場合は、2本の指を使ってはじく。(チェロ奏者は当たり前に思っていましたが、ヴァイオリン&ヴィオラ奏者にとっては新しい発見でした!)
第3楽章:
 指摘されたポイントは1楽章と似ているのですが、3楽章の方はより顕著に演奏する必要があるようです。
  • 1楽章以上にメロディがパート間で順番に出てくるので、意識する。
  • 八分音符の刻みはより短く。十六分音符の刻みは弓を飛ばす。でも一生懸命ではなく、気楽な感じで。
  • スラーはレガートで。
  • フレーズの頂点を意識する。
  • メロディの掛け合いはニュアンスをそろえる。
  • テンポはだいたい一定で走らない。

1・3楽章は、これまでは全体的にうるさい感じだったのが、この練習でずいぶんと整理されたと思います。2楽章は、取り組みの方向性がよくわかりました。

次回の練習は、これらのことについて自分たちの理解を深め、ものにしていきたいと思います。

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