ここでは、Ensemble Arpege(アンサンブル・アルページュ)の演奏会の紹介、練習や運営の様子などを記載していきます。演奏会以外でもお客さまと交流できることを願っています。
2010年8月7日土曜日
ブラームスのクラリネット五重奏@ 羽田文化センター
今日、第2楽章を中心に練習しました。
まず、全員が揃ったところで、第2楽章の冒頭からみんなで合わせて。。。。9小節目当たりで崩壊!!!!
まぁ、朝だったし、まだエンジンがかかっていないのかなと思って、「もう一回やろう!!」ということに。。。
また、同じところで崩壊!!!!!!! 何で?!!?
じゃ、全員スコアを見ることに。。。。(上)
なるほど、(クラリネットの)四分音符の裏には、必ず誰かが三連分音符のリズムをやっているのですね。
それだけを理解しても、実際にやると、二連分音符が入ってきて、さらに、表拍はTIEで前の拍とつながっているので、実際に聞き分けるのが難しいです。
POINT そこで、、、、分解してやることにしました。---------
まず、クラ+ビオラ、クラ+セカンド、ビオラ+セカンド、クラ+ビオラ+セカンド、などなどで、構造を理解することと、リズムの感覚をつかむ練習をしていました。
さらに、5-8小節目は、クラリネットとセカンドヴァイオリンが赤い枠に示すように旋律を担当していますが、内声のパターンが1-4小節に対してまたいろいろ変わっていますので、これも、緑色の枠の部分をメモることによって曲の理解が高まります。自分は常に三連分音符を意識して吹いていました。
つまり、頭(頭脳)を使って吹かないといけない曲なのです。
しかし、クラリネットのこの2楽章のメロディを吹いているとき、
この音域はかなり耳に(変な)共鳴が起こるので、実はあまり外部の音を聞き取れていないので、苦労しています。。。。シューベルトの未完成の2楽章もそうなのです。
次に、クラリネットのジプシー風のところですが、弦楽器は以外に速くないことが判明しました。
一般的に、あまり出てこない、64分音符ですが、つい、速い!!と思ってしまう私たち。
実際、ここでのTempoは、四分音符=30ですので、八分音符=60、16分音符=120なので、
64分音符は、その4倍の速さということは、普通のAllegro(四分音符=120)のテンポで、16分音符の刻みです。
そんなに速くないのです。。。。
今日は2楽章しか出来なかったのですが、色々勉強することができました。この曲がカオスの楽章だと思っていた私にとっては、今日の練習ですべてのパーツが組み立てられて、全体の音楽が整理された瞬間に、ブラームスがこんな和音と響きを狙っていたんだなと、強く感じました。
とにかく、速いところをもっと練習しないとなああ。。。。
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