2010年9月11日土曜日

メンデルスゾーン 弦楽四重奏曲第1番の練習@中目黒

今日は練習開始が9:30といつもよりゆとりがあるのに、何と、第2ヴァイオリンは信じがたい忘れ物(さぁ、なんでしょう???答えは最後)をしたために、20分も遅刻してしまいました。
(皆さん、ごめんなさい!)

第2ヴァイオリンが到着すると、3人で練習できるところということで、2楽章のpiu mossoのヴィオラとチェロが速いパッセージを弾く部分をとりだして練習しているところでした。

「さて、どこを練習しようか?」という話になりましたが、次回は10月3日と演奏会に差し迫った日程なので、今日は細かく練習するチャンスだととらえることにしました。
そこで、引き続き2楽章のpiu mossoを引き続き細かく練習していきました。

まずは、ヴァイオリンが2本そろったので、同じくpiu mossoのヴァイオリン2本の速いパッセージに取り組みました。
これまでずっと半飛ばしで弾いてきたのですが、どうも発音がもさもさします。
また、今のテンポだと飛ばすにはやや遅く右手のコントロールが難しく、しかし、これ以上速いと左指が回らないという状況です。
そこで、思い切って、弓は置いたままで(飛ばし弓にはせず)、短く弾いてみました。
すると、この方が発音がクリアになって、また、テンポアップも可能で、これまでよりよりpiu mossoらしくなりました!
もともと、この部分の目標テンポは四分音符=110としていましたが、この奏法に変えたところ、四分音符=126まで上げることができました。

次に、piu mossoの速いパッセージが終わった後、再現部に戻るまでのつなぎの部分を重点的に確認しました。
この間には、転調する箇所(85小節目)があるのですが、そこに向かう数小節はヴィオラ・チェロとヴァイオリン2本で掛け合いになりますが、どうもかみ合いません。
低音2本によると、ヴァイオリンの食いつきが遅くなっているとのこと。
そこで、メトロノームと合わせてみると、確かに遅れているようです。
ただ、そのテンポで弾き続けていくとどうしても違和感が出てきてしまいます(転調する箇所に向けて若干テンポを緩めたくなる)。
そのため、ひとしきりメトロノームに合わせて弾いてインテンポの感覚を養い、その後で自然な感覚で弾いてみたところ、タテもそろい、うまくまとまりました。

ひととおり2楽章を練習した後、この楽章を通して録音しました。

少し時間があまったので、3楽章を練習しました。

冒頭のフレーズを第1ヴァイオリン抜きで確認しました。
ここは、第1ヴァイオリンがメロディーラインを奏で、残り3本がハーモニーを作ります。
下3本はメロディーラインに合わせ、cresc.やdim.が細かくついているのですが、そのテンションが下のパートの方が上のパートより低いようでした。
それをあわせると、だいぶよくなりました。
やっぱり、こういうダイナミクスの変化は低弦がやや引っ張るぐらいの方が全体としてまとまるようです。

今日は2楽章と3楽章のごく一部だけしかできませんでしたが、それぞれの内容が非常に濃く、実になったと感じました。
しばらく練習がありませんが、ねかした効果が出ることを祈っています♪

(答え:楽器・・・(- -;))

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