ビオラ奏者が風邪でお休みだったので、4人で練習しました。
ほぼひと月ぶりの練習であり、しかも次回が先生練であったため、4つの楽章を一通りは弾き、ボリュームのある1楽章と4楽章に多く時間を割くこととしました。
1楽章
特に大変だったのは、第1ヴァイオリンのアルペジオ(25小節目など)の形でした。
第2回練習のブログにあるように、本来3拍目~4拍目前半までの1拍半の中で16分音符6個を入れるところを、1拍の中に収めようと試みるのですが、ゆっくり取り出して弾く分にはできても、みんなで合わせるとあわててしまい、6個の音がクリアに出せません・・・。
193小節目からは、この音形が他のパートにもちりばめられ、フーガ的な様相を呈します。
みんな大変なので、ゆっくりから練習しました。多少なじんできたように思いましたが、要練習です!
この他、16小節目から始まるクラリネットによる第一主題の裏で、第1ヴァイオリンが4分音符で拍を刻みますが、そのアーティキュレーションを確認したり、再現部に戻るときのチェロの旋律をどう作るか検討しました。
4楽章
最終的には速いテンポでやりたいのですが、細かく難しいので、テンポを落として練習しました。
この楽章に限りませんが、クラリネット協奏曲のような曲なので、クラリネットのメロディーをどう作るか(クラリネット奏者がどう吹きたいか)確認しながら、それに合わせて伴奏の強弱や音の切り方を決めていきました。
157小節目からはクラリネットはしばしお休みで、弦4本が1楽章同様にフーガを奏でます。
本当はとってもかっこいい聴かせどころなのですが、ここに突入した途端、弦は総崩れ…。
フーガの終わりに辿り着いたところで止まり、みんな溜息をつき、そして、クラリネット奏者に陳謝(笑)。
ゆっくりのテンポから地道に練習しました。
そのあと続くシンコペーションはだいたいよさそうでしがた、途中の数小節がなんとも言えない奇妙なハーモニーになってしまったので、音程を確認しました。
4楽章の最後の最後は、クラリネットの超難関ポイントです(339小節目~)。
ここでは、弦はクラリネットを思いやって弾くことを再確認しました。
3楽章
Prestoの途中で、弦3本が4分音符で刻む上で、クラリネットとチェロが8分音符で分散和音を弾きます。
ここの縦の線を合わせるのが非常に大変です。
クラリネットとチェロがとても難しいので、慌ててしまい、刻みの4分より速くなりがちでした。
ここもゆっくり縦を合わせました。
2楽章
残り10分ぐらいだったため、一回通して終わりとなってしまいました。
スコアとパート譜の記譜がもともと異なるので、これまでの練習でもやってきてはいますが、全楽章通じて、所々強弱やスラーのかかり方を確認しました。
今日の練習でだいぶ曲に慣れたように思います。
次回の先生練前に、忘れずに、ヴィオラ奏者に必要なことを伝えないといけません。
0 件のコメント:
コメントを投稿