2010年10月16日土曜日

メンデルスゾーン 弦楽四重奏曲の先生練習@アカデミー湯島

チェロの松本ゆり子先生にみていただきました。

1楽章は、冒頭を丁寧に作っていきました。
第1ヴァイオリンのフレーズの作り方(感じ方)、ハーモニーを作る残り3本のボーイングを変えてみると、とてもよく、これまでいまいちしっくりいかなかった部分がとても納得いくようになりました!
1楽章のAllegro non tardanteからは、フレーズが切れて、1小節ごとに聴こえると指摘されました。
また、ソリスティックな第1ヴァイオリンとハーモニーを作る残りの3本に分かれる部分では、3本が第1ヴァイオリンを邪魔しないように、だけどテンション高く盛り上がっていく工夫を教えていただきました。

2楽章は、中間部(piu mosso)の速いパッセージの弾き方、練習の仕方を教えていただきました。
特に練習方法は目からうろこで、左指をつけずに、つまり、開放弦で、だけど本当に弾く時のとおり弓を移弦するというものです。やってみるととっても難しい!!弓(右手)が遅れて、左指とかみ合わなくなってしまっているようです。本番まであと一週間ですが、その間に開放弦での練習をなんとか実践したいところです。

3楽章は、独奏的に歌う第1ヴァイオリンに対して3本が合いの手を入れる部分のタイミングを調整したり、伴奏部分で何に向かって弾いたらよいかわからない部分の指標を教えていただきました。

4楽章も、冒頭を丁寧に作りました。冒頭から速いパッセージが始まるのですが、そこをとばし弓にしていましたが、置いて短めに弾く方が、発音がクリアになり、安定感も出るようでした。また、違う動きをする第1ヴァイオリンとの集合部分を気をつけると、だいぶすっきりと、また、一体感のある演奏になってきました。
そのほか、第1ヴァイオリン以外の合いの手でsfのある部分では、sfはもちろんsfとして弾いていたのですが、反動でなのか、その次の音が弱くなりすぎてしまっているとのことでした。このような部分が、第1ヴァイオリンと残り3本のテンションの差が生まれているのかもしれません(10/3のホール練習で、第1ヴァイオリンはテンション高く、残り3本はそれに追いついていないと指摘されました)。

3時間半の練習はあっという間に過ぎました。今日のレッスンで、縦の線や感じ方などがなかなか合わなかった部分がだいぶ解消されたように思いました。

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