2010年10月10日日曜日

モーツァルト/ピアノと管楽器のための五重奏 先生練:本番前最後の練習

今日はみんな朝から小岩駅で集まって、高橋先生のご自宅でレッスンを受けました。
2時間だけでしたが、私個人的にとても充実した時間でした。
先生はドイツのベルリンやハンブルクなどで活躍されたそうで、ドイツ音楽はとても詳しいお方です。
先生の黒いTシャツに、「極真」と書いてあります。
気になって、インターネットで調べたら、これはどうやら空手系だそうです。
http://www.kyokushinkaikan.org/ja/index.html

また、プロフィールを見ると、なんと、、、門下生みたいです。。。。
http://home2.netpalace.jp/oboe/profile/profile.cgi

今日の練習は、まず、各楽章を見てもらって、1楽章40分、2楽章25分、3楽章20分(大体)という配分で、
最後に全曲を通すという流れでした。今日の練習で得たものをまとめてみました。

● 【音の止め方】まず、冒頭の四分音符にten.(tenuto)と書いてあるところで、音の止め方について指摘されました。
音が終わった瞬間に、口をマウスピース(リード)からすぐ離さないと注意されました。
これは、音程のためにもなりますし(下がらないように)、響きを上手く作る方法につながる。
なるほど!!やってみたらすごく納得しました。
冒頭のEs-Dur, B-Durの和音の感じはすごく良くなっていて吹いている方もきれいな響きになって気持ち良かったです。

●昔の音楽は、専門家がやるもので、やるべきことは全て書いていないと思って!
モーツァルト(とそれまでの)時代は、cresc.とdim.の指定(<, >のマークのこと)は書かなくても、暗黙の了解で演奏するそうです。
例えばp から次の小節がfになる場合、cresc.してもかまわない。
これは、オペラ(Don Giovanni)を演奏したときを思い出すと、確かに指揮者から同じ指示がありました。

●1楽章の13-14小節目→バロック音楽のように、付点音符の比率は必ず3:1ではありません! 
多少3連分音符に近い形でもOK。
どちらかというと、モーツァルトっぽく、やわらかく演奏することを優先させたほうが良いそうです。


●音程(第1楽章15-17小節目)同じ音符が続けても、高く取る方と低く取る方で吹き分けたほうが良いそうです。
そうすることによって、フレーズの始まりがやわらかく聴こえてきます。



フリーメイソンの音楽(第1楽章の18-21小節目)について
モーツァルトはフリーメイソンのメンバーで、「3」という数字がキーポイントらしいです。
どうも階級と関係があるようです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%B3

ここで何を言いたいかというと、同じパターンの音楽を3回繰り返すことが良く見られます。
その演奏方法については、(ここでは)まず1回目=小さめ、2回目=さらに大きめ、3回目=少し控えめに、
という方針で行った方が良いそうです。これは最後に来るfを活かせるためです。
我々が考えていた2回目を弱くすることは、どうやら普通じゃないらしいです。。。

ここまでの記録は、まだまだ第1楽章の序奏です。
以上のように、とても細かく指示されました。
それぐらいクラシック音楽の世界の基本中の集大成!まさに生涯の傑作です!

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